南海トラフ地震の発生が予測されています。和歌山県串本町の対策を紹介します。
串本町では,津波対策で町役場・消防署・海上保安署・病院などが高台に移転しました。
また,町民の一部は潮岬近くの高台に転居したり,防災避難ビルなどが準備されています。
串本町市街地
串本町の市街地を潮岬方向にある高台から撮影しました。 東西両方向には海が迫っており,津波が予測されたときは早急に避難が必要です。
高台に移転した町役場
主な行政機関は数年前に高台に移転し, 町役場は,現在建設中の高速道路の入り口近くあります。 東日本大震災を教訓に,町全体で取り組んだ南海トラフ地震対策です。
防災避難ビル
津波が来たときに避難する高めの建物です。 現在は使われていないと思われる鉄筋の建物がいざというときの避難場所となるようにしています。 津波避難タワーもありますが,個数が不足しています。
津波避難タワー
海岸近くにある津波避難タワーですが,もう少し高さが必要かもしれません。 町内にはこのような津波避難タワーが数か所ありますが,数が不足しているため,津波避難ビルがあります。